軍人将棋 ― 遊び方・ルール・勝つためのコツ

相手の駒はすべて裏向き。どれが大将で、どれが地雷なのか分からないまま、ぶつけて、推理して、総司令部を目指す。軍人将棋は、運と読みと度胸が混ざり合う、昔ながらの駆け引きゲームです。本来は勝敗を判定する審判役が必要ですが、ここではコンピューターが審判を務めるので、ふたりだけで、あるいはひとりでも遊べます。

このゲームでできること

勝利条件

次のどちらかを満たすと勝ちです。

  1. 敵の総司令部に、将官・佐官(大将〜少佐)の駒を進める
  2. 相手の動ける駒を全滅させる

同じ局面が3回くり返されると、千日手で引き分けになります。

ゲームの進め方

  1. はじめに、自陣へ23枚の駒を配置します。迷ったら「おまかせ配置」で自動的に並べられます。
  2. 交互に1手ずつ駒を動かします。
  3. 敵の駒がいるマスへ進むと戦闘になり、負けた駒は盤から取り除かれます。同じ種類どうしは相打ちで、両方取り除かれます。
  4. 敵の駒はずっと裏向きのままです。取り除かれた駒の種類も、持ち主にしか分かりません。

敵陣へ入れるのは「突入口」のマスからだけです(飛行機は例外で、どこからでも侵入できます)。盤の上下中央にある幅の広いマスが総司令部です。

駒の動き

基本は、どの駒も前後左右に1マスです。次の駒だけ特別な動きをします。

駒 動き
騎兵・タンク 前へは2マスも動ける
工兵 直線を何マスでも進める
飛行機 前後は何マスでも進め、駒を飛び越えられる
地雷・軍旗 動けない

駒の強さ

階級のある駒は、階級が上のほうが勝ちます。

大将 > 中将 > 少将 > 大佐 > 中佐 > 少佐 > 大尉 > 中尉 > 少尉

特殊な駒は、階級とは別の勝ち負けを持っています。

駒 勝ち負け
スパイ 大将にだけ勝つ。ほかの駒にはすべて負ける
飛行機 将官(大将・中将・少将)にだけ負ける。ほかにはすべて勝つ
タンク 将官・飛行機・工兵に負ける。ほかには勝つ
工兵 タンク・スパイに勝ち、地雷を取り除ける。ほかには負ける
騎兵 スパイと工兵にだけ勝つ
地雷 工兵と飛行機に取り除かれる。ほかの駒が踏むと相打ち
軍旗 すぐ後ろの味方駒と同じ強さで戦う。負けても取り除かれるのは軍旗だけ

全駒どうしの組み合わせは、ゲーム内の「?」ボタンから開ける勝敗早見表で確認できます。

勝つためのコツ

1. 大将を守り、スパイを恐れる

大将は最強ですが、スパイにだけは負けます。正体の分からない駒に大将をぶつけ続けると、いつかスパイに当たります。大将は「ここぞ」で使い、相手の駒の正体をある程度つかんでから動かしましょう。

2. 軍旗の後ろに強い駒を置く

軍旗は、すぐ後ろの駒と同じ強さで戦います。後ろに大将や中将を置けば、軍旗は強力な壁になります。逆に、後ろに駒がいない軍旗は最弱です。

3. 総司令部の周りを地雷で固めすぎない

地雷は動けないので、相手に位置を読まれやすい駒です。総司令部のすぐ前に並べると、工兵や飛行機で取り除かれて一気に道が開きます。地雷は突入口の近くなど、相手が通りたい場所に置くと効果的です。

4. 戦闘の結果から相手の駒を推理する

自分の少佐が負けたなら、相手のその駒は中佐以上か、飛行機かタンクです。自分の飛行機が負けたなら、相手は将官です。勝ち負けを覚えておくと、裏向きの駒の正体が少しずつ絞れていきます。動き方(2マス進んだ、飛び越えた、まったく動かない)も大きな手がかりです。

5. 飛行機と工兵を大事に使う

飛行機は敵陣へどこからでも入れて、将官以外にはすべて勝てます。工兵は地雷を取り除ける貴重な駒です。序盤に失うと、終盤の突破力が大きく落ちます。

オンライン対戦の遊び方

  1. タイトル画面で「オンライン対戦」を選び、プレイヤー名(3〜12文字)を決めます。
  2. 「部屋を作る」で、1手の制限時間(20秒・30秒・40秒)を選びます。
  3. 友達と遊ぶなら「プライベート」にして合言葉を決め、相手に伝えます。プライベートルームでは制限時間なしも選べます。
  4. 両者が配置を終えると対局開始です。制限時間つきのルームでは配置にも時間制限があり、時間切れになるとおまかせ配置で始まります。

軍人将棋の豆知識

軍人将棋は、明治時代の末ごろに日本で生まれたといわれるボードゲームです。「行軍将棋」とも呼ばれ、昭和の子どもたちに広く遊ばれました。駒を伏せて戦い、審判が勝ち負けだけを告げるという仕組みは、海外の「ストラテゴ」ともよく似ています。駒の枚数や盤の形にはいくつもの流儀があり、このゲームでは23枚の駒を使う形式を採用しています。